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2009年2月22日 (日)

降参

噂には聴いていた、グスターボ・ドゥダメルの指揮を初めてテレビで見た。前半はシモン・ボリバル・ユース・オーケストラを振った来日公演、後半はベルリンフィルを指揮してのワルトビューネコンサート。
新しい才能だ。すごく自由なのに締めるところはばっちり締め、リズムの生きる曲になると特にさえる。熱いのに落ち着いていて、とても28歳にはみえない。放送でこれだけ伝わってくるのは大変なことだと思う。

ワルトビューネでの演奏会は、ラテン系の作曲家のおもしろいプログラムが組まれていた。とにかく今のベルリンフィルは大変な名人集団だということがよくわかる。ヴィラ・ロボスのブラジル風バッハ第5番もとりあげられていて、僕にはこれが一番おもしろかった。

チェロはいつもの12人ではなく、オリジナル通り8人、しかもドゥダメルの指揮が入る。広い野外で弾くことを考慮しているのか、テンポが速い。チェロはどのパートも濃く弾き激しくはじき、歌もかなりの声量だったと思う。
ゲオルグ・ファウストのソロも素晴らしかった。左手や右手のほれぼれするような動き。左手はこのようにシフトしてヴィブラートをかけるものなのだ。いい音が出ないはずがない。ほかの7人ももちろん素晴らしい。陽のあたるパートもあたらないパートも、文句のつけようのない仕事をしているのがよくわかった。

この曲は去年の秋から、いろいろな機会に7回弾いた。うぅむ、このようにできるものなら、このように弾いてみたい。

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