Musiliaケースの問題点
去年の11月にMusiliaのチェロケースを買った時、日本に入って来たばかりなのである程度の初期不良は覚悟していた。アコードケースの問題点はいろいろクリアされているのだが、こちらもいくつか問題が出てきた。(ケースについては2008年の近況報告No.238もご覧ください。http://ichirocello.cocolog-nifty.com/blog/kinkyouhoukoku2008.html)
・1本のストラップで両肩に背負えるようにしてあるところがMusiliaの特徴の一つだと思うが、ストラップを両肩に分岐させるプラスチックの部品が2ヶ月で割れてしまう。1月に割れて、代理店に連絡したら素早い対応ですぐ新しい部品を送っていただいたのだが、今日また割れてしまった。強度不足だと思う。
・弓を固定するマジックテープがゆるくて、時々外れてしまう。改良の余地あり。
・ケースの素材(カーボン)に柔軟性があるせいもあって、かみ合わせはあまりよくない。閉めるときにちょっと注意がいる。
初めてこのケースを見た時に、考え抜かれたデザインに惹かれたのだけど、完璧なものを作るのはやはり難しいようだ。
*2010年1月15日の追記。改良されたもの(写真上)を発売元が送ってくださった。下の写真は割れてしまう古い部品。多分これで大丈夫と思う。 1月15日の日記もご覧ください。
「楽器のこと」カテゴリの記事
- ショスタコーヴィチの8番(2024.12.30)
- 音楽のたたずまい(2024.11.11)
- 人懐こい猫がいたら(2024.09.20)
- ミュート、松脂、メトロノーム(2023.02.01)
- 新しい弦(2022.07.19)