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2009年3月13日 (金)

「楽器の物理学」

父が「楽器の物理学」(N.H.フレッチャー/T.D.ロッシング著)という本を持っていて、もしかして演奏の役に立つかも、と広げたら数式ばかりでちんぷんかんぷんだった。
様々な楽器の音の出る仕組みを、物理の人たちが僕らの思いのつかない観点からアプローチして解き明かそうとしているらしい、ということはわかった。

チェロは弓で弦をこすって音を出すが、このことだって不思議だ。弦の振動は、単純な往復運動ではないのかもしれないが、仮に往復だとしたら、どちらか向きは弓の動きと同じ方向だけど、半分は反対になる。2回に1回は弓が弦の邪魔をしているのか?そこのところがいったいどうなっているのか、高速撮影して見られたらきっとおもしろいだろうと思う。
実際、弦の動きはかなり複雑らしい。

でも、いい音や美しい音、というものを学問的に定義することはきっととても難しいと思う。
良い音の条件の一つとして倍音の多さを挙げることはできると思う。ストラディヴァリウス製作の楽器の特徴の一つはそこではないだろうか。名手の弾くヴァイオリンのあの華やかな音、弓が弦にふれた瞬間に様々な音色があふれ出すあの感じだ。
CDの規格をつくるときに、人間の耳ではきこえないはずのある周波数から高い音は入らないことにしてしまった。CDが出始めた頃、CDの音の悪さの理由のひとつにされた。もし僕にお金と時間が売るほどあったら、是非素晴らしいアナログレコードプレーヤーが欲しいと思っている。高級オーディオシステムで聴くLPレコードからは上まで伸びきった倍音が出るのだろうか。

チェロに関して言うと、もちろんストラディヴァリウスは素晴らしい。けれどモンタニアーナやゴフリラといった、どちらかというと華やかさより太さやたくましさを持つ楽器も好まれる。
はい、僕にも山のようにお金があったら是非・・・。

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