4月の芦ノ湖
4月はなかなか釣りに行けず、仕方ないのでソウル・シンガポールの演奏旅行には釣り雑誌を持参して、夜ホテルの部屋で眺めては気持ちを紛らわせていた。
名古屋の上飯田の釣り具店で竿を奮発した際、店員さんがPEラインとリーダーとの結び方を丁寧に教えてくれた。やはりノーネームノットは難しいので、8の字とユニノットを組み合わせた「ヨシイ・ノット」(店の方が考えたそうだ。名前が間違っていたらごめんなさい)は、揺れるボートの上でもできそうだし、リーダーの切り口もガイドの邪魔になりにくい方向に出る。
あっちゃんの演奏会から深夜に帰京して、翌朝芦ノ湖へ。天気予報では冬のような気温が出ていたのでしっかり着込んだ。実際桟橋は凍っていたそうだ。
魚が浮いていることは早くにわかったけれど、それからどうしてよいのかわからず、午前中はあまり釣った気がしなかった。いつもなかなかその日の状況がつかめない。
一方僕の腕前はともかくとして、新しい釣り竿(UFMウエダのTSS-68Ti)は、よく飛び、高感度で、魚とのやりとりも楽だった。素晴らしい!「ヨシイ・ノット」もばっちりである。
午後はにわか雨の予報だったので、風向きと雲の様子はずっと気にしていた。風が北向きになると温泉の硫黄の臭いが降りてきて、魚が釣れなくなるような気がする。
いつも午後になると寒くなって魚の反応もなくなるので期待していなかったのだが、幸い雨も降らず、南風が吹いてあたたかくなってきた。魚の活性があがったのか、沖の表層にルアーを投げると入れ食いのようになった。うーん、もう30分釣りができたら・・・。
でも魚がよく釣れる事に慣れていない僕はすでにその時点で右腕がパンパンになっていたから、よかったのかもしれない。とにかくぎりぎりまで釣りをして、キャンプ場沖から桟橋まで全速力で漕いで戻った。
筋肉痛になったけど、楽しかったな ぁ。