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2009年5月24日 (日)

ペレーニのドヴォルザーク

!、感嘆符しかない。
2月にミクローシュ・ペレーニがN響と演奏したドヴォルザークの協奏曲が放映され、食い入るように見た。素晴らしい音と超絶技巧の連発に圧倒されて、まったく参考にならなかった。

ペレーニがエルガーの協奏曲の冒頭をどういうボウイングで弾いたか、というのは僕たちの間ではすでに伝説になっている。
ドヴォルザークでもすごかった。最初の和音をアップ(上げ弓)で弾く人は初めてだ。だいたい巨大なNHKホールで演奏しているのに、弓を半分とか3分の1しか使っていないところが実に多い。チェロの人間だったらできるだけ弓を多く使ってとにかく音量をかせごうとするはずだ。
フィンガードオクターヴとか、一弓でやたら長く弾いたりとか、気付きにくいかもしれないけど、とにかくウルトラCばかりだった。

その超絶技巧がひたすら音楽のため、というのがペレーニに本当にほれてしまうところだ。いいところを見せてやろう、といった姿勢はどこにもない。

参りました。

(ペレーニについて、2007年の近況報告No.191
http://ichirocello.cocolog-nifty.com/blog/kinkyouhoukoku2007.html
もご覧ください。)

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