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2009年6月14日 (日)

アファナシエフ

6月14日都響演奏会のソリストはヴァレリー・アファナシエフでベートーヴェンの第4番のピアノ協奏曲。

アファナシエフは違う国から、というより違う星から来た人のようだった。
4番の協奏曲の冒頭の和音をあんなに無造作に弾く演奏は初めてだった。そして第1楽章のテンポはものすごくゆっくり。第2楽章は完全に彼の世界で、サントリーホールは水を打ったように静まりかえった。ステージも客席もいつもはもっとざわざわしているのに本当に音がなくなった。
彼がそのように音楽を感じるのは何故なのか、僕の狭い世界から想像するのは難しい。でもとにかくのまれてしまった。アファナシエフ恐るべし。

まだ新日フィルに入りたての頃、アファナシエフが未完成とブルックナーの9番の指揮をする演奏会があった。10本の指がぬっ、と出てくるような棒の振り方だった。
この時も彼は強烈な印象を残し、錦糸町の居酒屋(新日フィルの本拠地はすみだトリフォニーホール)には「あふぁなしえふ」という名で焼酎の一升瓶がボトルキープされるようになった。今でもあの名前の一升瓶は受け継がれているだろうか。

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