水の入ったコップ
例えば鳥の羽ばたきをスローモーションで見るように、チェロの弦の振動を高速撮影してゆっくり見られたらきっと驚くほど複雑な動きをしているのだろうと思う。
もし弦が単純な往復運動をしているとしたら、行きと帰りのどちらかは必ず弓の動く方向と逆に振れていることになる。そこのところは一体どうなっているのだろうか?
小さい頃、きれいに洗ったコップに水を入れてその縁をぬらした指でなぞって音を出した。弦楽器の弓の使い方もそれに通じるところがあるのではないかと思う。音が伸びるちょうどいい加減がどこかにある。
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