マのトリプル
北口君にヨー・ヨー・マの弾いているトリプルコンチェルトのDVDを借りて見た。ヴァイオリンはパールマンで、バレンボイムがベルリンフィルを弾き振りしているライヴ盤だ。
ヨー・ヨー・マがハイポジションを弾く時、左手の指はほぼ伸びきっているように見える。それでどうしてあんなにばっちりなのかまったくもって不思議だ。僕らだと指先に重さがのらないと思うのだけれど・・・。美しくよく伸びる音だし、素晴らしい音楽だと思う。
パールマンはふわふわのマシュマロのような手で、本当にそのとおりのふくよかな音がする。バレンボイムは自由なチェロやヴァイオリンのソロで揺れたテンポをしっかり締め、しかも時々茶目っ気がある。ベルリンフィルは、分厚い音で本当に素晴らしい。
何度も見たくなるが、あまり見てしまうとすっかりマ色に染まりそうなのでやめておこう。
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