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2009年7月 2日 (木)

久しぶりの江ノ島

先日久しぶりに江ノ島に行った。写真に夢中だった頃はおそらく2ヶ月に一度は行っていたと思うが、今回は半年ぶり。

江ノ島の猫は穏やかな顔をしているように見えて、よく通った。
でも数が減っているかもしれないと今回思った。猫は好きな人もそうでない人もいるから、外から来る人間がとやかく言うべきではないだろうし、江ノ島にも猫の世話をしている人たちがいるからこそあの穏やかな表情があるのだと思う。
初めて江ノ島に行った時、とても印象深い写真が撮れた。菜の花を背景に人間のオヤジのようにどっかり座った、鼻の黒いぶさいくな猫だ。不思議なことに、その猫には先日も会えた。何歳になるのだろう、もしかして子孫なのかもしれないけれど、いつも同じ場所にいて会えるとほっとする。

夢中で猫の写真を撮っていたころ、行く先々で忘れ難い個性的な猫に会えた。最初は上野の不忍池、江ノ島、城ヶ島、京都、倉敷、長崎、名古屋の実家の近く、鎌倉、横浜、初島、川崎の貝殻海岸、・・・。地図や口コミで見当をつけて行くと期待を外すことはあまりなかった。
でもしばらくしてその楽しい記憶を頼りに再訪すると、ほとんどの場合猫はいなくて空っぽの空間があるだけで、僕だけ取り残されたようだった。
今ああいう出会いをするのはなぜかとても難しくなった。猫は不思議な生き物で、追いかけるといなくなるような気がする。

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