3回目の本番
8月28日、戦争レクイエム3回目の本番。
オーケストラのように大人数の仕事になると、人間の力の及ばないところの何かがあるような気がする。もちろん皆がいい演奏を願っている訳だけれど、何故かうまくいったりいかなかったりする。
うまくいっているときは、気の流れが滞らないですっと通るような、全員の方向性が自発的に揃ったような、そんな感じがする。そしてどんなに長い曲でもあっという間に最後のページになっている。
今晩の演奏会はそんな様子だった。戦争レクイエムは、僕にとって何度弾いても体に入らず馴れないし、終曲のリベラ・メにややこしいところがあるから、静かな2拍子にたどり着くまで、気が抜けない。
でも今日は気がついたら最後のページにいた。
明日はマンさんの演奏会。
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