カルテットの手
蓼科にいる間は、朝10時から夕方の5時半くらいまで、けっこうまじめにカルテットの練習をしていた。
自分の練習はほとんどせず、合わせだけしていたのでちょっと心配だった。ラヴェルでは高い音域が少し出てくるけれど、ベートーヴェンもモーツァルトも低いポジションばかりなので、トリプルやリサイタルで弾く曲で多用するハイポジションはほとんど使わない。手がかたまってしまったような気がしていた。
でも今日さらってみたら抜群に調子がいいので驚いた。4日間和声のバスを支えるためにいつもより確実に押さえていたのだ。
僕のマカロニのようにふにゃふにゃの手にもまだよくなれる余地がうんとある。
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