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2009年8月 9日 (日)

すでに人生を経験してきたような

昨晩庄司紗矢香さんを取り上げたTV番組が放映され、とても興味深く見た。

オーケストラの仕事をするようになって幾人ものヴァイオリニストを聴いてきたけれど、彼女は最も印象の強い演奏家の一人だ。
彼女の話を聞くといつも、とてもその年齢の人とは感じられない。誰かが、すでに一通り人生を経験してきた人のようだ、と言ったことを聞いたことがあるが、その通りと思う。

スタジオでの受け答えの中で、「作曲家は演奏家のためにあるのではない、演奏家が作曲家のためにあるのだ」という意味のことを言って、確かに、と思った。強い技術や表現力を持っていても、もしひたすら自分をアピールするような演奏をされたら、やはりそれは違うと感じてしまうだろう。

演奏している時も演奏していない時も、体の軸がぶれない。座ったり立ったりしている姿もとても美しいと思った。
ヴァイオリンを弾いている時、実際に楽器を操作している体と、耳や頭は独立しているようにみえた。自分のしていることを確実に把握しているのだと思う。すごいなぁ、これができないんだなぁ。

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