秋の気配
8月前半までは東京にもよく雨が降り空気が湿気でこれ以上ないほどふくらんで、その過ごしにくさにひたすら耐えていた。
たぶんその湿度のせいで、普段低めの僕のチェロの弦高(指板と弦の距離)がかなり高い。指板が下がったのか楽器の胴がふくらんで駒が上がったのか、その両方か。なまくらな指にちょっと辛い状況だけれど、冬になればまた低くなるはずなので、それまでなんとかしのごうとしている。
お盆が過ぎて空気が入れ替わり、からりとした暑さになった。空気が乾燥してくるのはやはりうれしい。楽器の重たい感じも抜けてきたし、弓の毛が伸び続ける感じもなくなった。松本は暑くても乾いているので、たぶんこのまま楽器の調子は上向きになり、弦高も落ち着いてくれると思う。
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