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2009年11月13日 (金)

まだまだきっと

チェロを弾くためのかなりいいウォーミングアップになることもあって、家にいるときはほぼ欠かさずピアノをさらっている。
初心者だから、例えばハノンでもできないことがいっぱいあり、それが少しずつ着実にできるようになることがものすごくおもしろい。演奏旅行に出かけて数日さらえなかった後に弾くと、今までできなかったことが難なくできたりする。さらいさえすればよい、というものではないらしい、不思議。左右対称にできている両手で、同じ音型を弾くことにもとても新鮮な驚きを感じる。頭に今まで使っていなかった部分のあることがよくわかる。
チェロで音を出すとき、弓の毛が弦に触れる瞬間には左手の準備ができていなくてはならない、つまり、だいたいいつも左手が右手に先行して演奏している。そのばらばらな両手でピアノを弾くと見事にばらばらだ。
ピアノで音階をさらうようになって(もちろん両手で)、チェロのオクターヴの重音を弾くことがとても楽になった。技術的な問題というより耳の問題だったようだ。ちょっと恥ずかしい。

ほとんどの音楽家は僕よりずっとピアノが弾けるはずだし、今僕が経験している過程をとっくにやすやすと通りこしているはずだ。これまでの僕はずいぶん欠落した部分のあったまま演奏してきたことになる。
せめてもう10年早く始めていたら、と時々思う。でもきっとまだ遅くない、まだまだ伸びしろはあると思おう。

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