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2009年11月19日 (木)

島で弾くこと、御蔵島

御蔵島に行った日、朝7時半過ぎに竹芝桟橋に集合してから羽田空港、さらに調布飛行場と移動して、どうにかたどり着いたのは午後3時くらいだった。無事7時から演奏できたのだけれど、乗り物に強いこと、少々のことではへこたれないことも音楽家として重要な要素と思った。欠航が知らされる度に皆で笑い飛ばしながら次の可能性に移動した。メゾソプラノの長谷川忍さん、ヴァイオリンの山本知重さん、田口美里さん、ヴィオラの小林明子さん、僕、都響のスタッフ2人、いいチームだったと思う。御蔵島村役場の方にもよく支えていただいた。

島の暮らしはきっととても大変だと思う。でも、あんなに熱心に聴いていただいて本当に幸せだった。都会の普段の生活は、情報が多すぎて気持ちが麻痺しているのかもしれない。

御蔵島を出る日の午前中、島内を案内していただいた。
いくつも興味深いことがあった。集落は島の北側に集まっていること。港も北側にあり、船が接岸できないことがしばしばあること。滞在中も波が高く、港まで近づくと怖いくらいだった。
平地がほとんどないこと。水はあること。水力発電所があること。植生は低地では亜熱帯の、標高の高いところでは高山のものであること。柘植が特産で将棋の駒や櫛に使われること。風が強く、場所によっては木の枝が傾いて成長すること。イルカがいること(港の近くで2頭見た)。カツオドリの大きな営巣地があり、そこら中に墜落している個体がいること。飛び立つのが下手なので、時々人間が放り投げてあげること。
島の南側は、訪れた時は風裏になり北側とは別の場所のように暖かかった。

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