FM放送
中学生の頃、FM雑誌というものがあった。2週間分の詳細なFMの番組表が掲載されていて、その中からおもしろそうな番組を探してカセットテープに録音していた。R.シュトラウスの「英雄の生涯」ってどんな曲なんだろう、とわくわくして放送日を待ったりした。
東京に出てきたとき、部屋にテレビがなかったからラジオはとても大切だった。92年と思う、冬季五輪の開会式の生中継を夜中ラジオで聞いていて、解説の元スポーツ選手が「皆さんにもこの光景を見ていただきたいですね」とおっしゃった時はラジオを投げてしまおうかと思ったけれど。
今年4月にシンガポールに行った時、ホテルの部屋でFMが聞けたのはとてもうれしかった。あまり話しを入れずずっとクラシックを流している放送局があった。選曲も、演奏者も実に心憎くて、こんな放送が日本にもあればと思った。
今でもラジオはよく聴く。どちらかというとクラシック以外のものを聞いていることの方が多い。FM放送独特の伸びやかで広がりのある音質は大好きだ。
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