「グァテマラ伝説集」
M.A.アストゥリアス著「グァテマラ伝説集」を読んだ。これまで知らなかった情熱的で幻想的な色彩がある。
『村ではそれぞれ、ドン・チェーペ、ニーニャ・ティーナの愛称で知られ、恩寵の甲状腺腫をわずらっているホセとアグスティーナは、その先祖が岩石のなかに世紀を示す層を数えあげたように、とうもろこしの粒をひとつずつ左から右へ積み重ねながら、わたしの歳を数える。歳を数えるのは悲しいことだ。わたしの年齢は彼らを悲しませる。』
(「金の皮膚」の回想)
その後読み始めたのはG.ガルシア=マルケス著「生きて、語り伝える」。うーん、おもしろい。
読む本と弾く音楽があることは幸せだ。
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