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2009年12月15日 (火)

イザベル・ファウスト

12月16、18日の都響定期演奏会のソリストはイザベル・ファウスト。
以前彼女の演奏を聴いたのは、新日フィルでハルトマンの協奏曲だったか、都響でバルトークの2番だったか、はっきり覚えていないのだけれど、素晴らしい演奏と格好いい舞台衣装はとても印象的だった。

今回都響で弾くシューマンの協奏曲(あまり演奏されない曲と思う。彼女はいつもとんがった曲を弾いている感じがする)のリハーサルは今日から始まり、期待は裏切られなかった。鮮烈という言葉がぴったりくる。
イザベル・ファウストのプロフィール写真にはヴァイオリンも写っていて、その楽器は裏返しになっている。裏板の虎のような木目がぶわっと写っていておもしろい。楽器もいいのだと思う。弱音まで実によく通っていた。(http://www.tmso.or.jp/j/profile/Isabelle-Faust.php

いつもと違って今日のリハーサルは府中の森芸術劇場の大ホール。オーケストラの後都響チェロアンサンブルの練習があり(僕が出ているのはこちらだけ)、それも終わってから、隣のウィーンホールでは桐朋学園のチェロアンサンブルの本番だったので、そのゲネプロをちょっとだけのぞいた。
僕たちが学生の頃、333という大きな教室で開いていた内輪の発表会みたいなものが発展して演奏会になり、こうして続いているのだと思う。後輩たちが上手でびっくりした。怖いもの知らずで勢いがあり、よく弾けて、でも時々方向がなくなりそうだったり詰めが甘かったりするところまで、とてもまぶしかった。
彼らが弾いていた曲を、僕もうちに帰ってからこっそり弾いてみた。

今やウィーンホールの舞台に乗り切らないほどチェロの学生はいるのだそうだ。でもあんなに弾ける子たちが数年のうちにどんどん卒業していくのだから、彼らをとりまく状況は決してやさしくないと思う。僕たちが出たてのころはもう少しどうにかなっていた、たぶん。

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