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2009年12月 4日 (金)

毛箱を

1本古い弓を持っていて、それはとてもユニークな弓で力もあるし音色も特徴的なのだけれど、毛箱の形が変わっていてどうしても使いにくいので、とうとう新しい毛箱を作ってもらうことにした。

親指のあたる部分がかなり磨り減っていて低いこと、高さが少し低いこと、幅が少し広すぎること、どうしても弓の毛が中央に寄ってしまうこと、の改善をお願いした。
ざっくり材料を取った太い角弓でかなり強い。バランスが先寄りなのでよけいにごつく感じるのだが、重さをはかると80グラムない。一度バランスを変えようと思って試しに釣り用のおもりを小さく切って紙テープで毛箱にくっつけたら、本当に小さなおもりなのに、バランスも音までもかなり変わってびっくりした。

もともとの毛箱にあまり金属が使われていないので、今風のものに比べるとかなり軽い。重さはできるだけ変わらないように、とお願いした。お金も時間もかかるのだけれど、使い勝手や音がどのように変わるのか、とても楽しみ。
画像は日常的に酷使している新作の弓の毛箱。

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