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2010年1月28日 (木)

ほんの少しだけ太いエンドピン

見附さんからエンドピンが届いた。

去年つくってもらった鉄のエンドピンはこれしかないというくらい気に入って使っていたのだけれど、ソケットとの間に少しガタがあるのが気にはなっていた。エンドピンによっては出し入れが不自由なくらいぴったりしたものがある。もし鉄のエンドピンをぴったりの太さでつくってもらったら音がより締まったりするのではないだろうか、と先月思い始めてしまった。(12月25日の日記を参照 http://ichirocello.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/index.html

見附さんにその旨伝えたら、それはきっと百分の一ミリ単位の話だろうとマイクロゲージを貸してくださった。測ってみるとぴったりのものは10.00~10.01ミリ径、ガタが気になるものはなんと9.98ミリだった。0.02ミリの違いが大きく感じられる感覚というものは不思議だ。
ちなみに少し前に流行ったカーボンのエンドピンは10.07ミリ径くらいで、こうなると僕のソケットには入らない。

10.00ミリ径のものをつくるためには少しだけ太いものから研磨することになるそうで、はたしてその手間に値するかどうか迷ったのだけれど、結局お願いした。こんな偏執狂的依頼を引き受けてくださったことに本当に感謝しています。
実際に10.1ミリ径から研磨されたエンドピンは希望どおりぴったりの太さ(10.011ミリだそうだ)で、出し入れは丁寧にゆっくりしなくてはならないが、音は明らかに締まって大きくなった。0.02ミリ弱の隙間で振動をロスしていたのだろうか。音は本当に不思議だ。それにしても直径10.100ミリを10.011ミリにするということは、表面を0.05ミリ弱だけ研磨する僕には想像できない作業が必要となる。
(見附さんのHPは http://www.vcyoyo-mitsuke.jp/

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