巨匠のコンタクトシート
東京都写真美術館で開かれている「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン - 東洋と西洋のまなざし」を見た。
なんといってもおもしろかったのは二人のコンタクト・シート(ベタ焼き、ネガを直接印画紙に置いてプリントしたもの。この中から大きくプリントするものを選ぶ。インデックスプリントというとわかりやすいだろうか)が展示されていたこと。撮影の過程、秘密を明かしてしまうようなものだ。二人はコンタクト・シートも大きく違うと思う。
特に木村伊兵衛のコンタクトには展示されている作品が含まれているから、やはりそのコマが選ばれるだろうとか、どうしてこのコマをプリントしなかったのだろうか、と考えながら興味深く見た。