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2010年1月21日 (木)

アルバン・ベルク

昼間に指揮の小泉さんと都響メンバーの室内楽で上板橋第一中学校を訪れて演奏してから、上野の文化会館へ。夜は都響定期。

プログラムの最後はアルバン・ベルクのルル組曲。ベルクはこれまで叙情組曲、ヴァイオリン協奏曲やDer Wein(葡萄酒ということか)を弾いてきた。今回初めていい曲だと思った。今までは難しいとしか感じていなかったのだけれど、こんなに旋律的で官能的な音楽だったのだ。
ブーレーズの指揮するニューヨークフィルのCDを聴いたら、終曲のアダージョに女性のすさまじい絶叫が入っていて鳥肌が立った。夜中に一人で聴くことは到底おすすめできない。(もし今度聴いた時にその声がなかったらどうしよう。)
第2曲のオスティナートは曲の真ん中に鏡を立てたように書いてある。つまり、もし録音したものを逆向きに再生しても同じように聞こえるはずだ。不思議なのはある音型を逆に弾くことは本当に難しい、ということだ。

叙情組曲は憧れの曲だ。じょじょうくみきょく(Lyrische Suite)という音もいい。
僕は弦楽合奏でしか弾いたことがないけれど、常設の弦楽四重奏団にとって叙情組曲をレパートリーに入れるかどうかは、作曲者の名前を冠した団体があるくらいだし、ちょっとした決断ではないだろうか。3分と少ししかかからない第3楽章アレグロ・ミステリオーソはいったいどうやって弾くのか、という曲だ。これが1920年代半ばに書かれたことは驚きだと思う。
弾きたい曲がまた増えた。

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