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2010年3月 6日 (土)

メロスカルテットのベートーヴェン

メロスカルテットのラズモフスキーの録音を借りて聴いた。素晴らしかった。今風ではないが、質実剛健という言葉がぴったりくる演奏で、なにより音楽がぐいぐい進んでいく強さが魅力だ。今風といえば、例えばハーゲンカルテットなんて時代の先端を行っているように思う。

メロスカルテットの演奏は実際に聴いたことがある。
20年以上前僕がまだ名古屋にいた頃、彼らの演奏会が岐阜県の恵那市で開かれた。プログラムはシューベルトの「死と乙女」と、確かベートーヴェンの13番と「大フーガ」だったと思う。僕は最前列か2列目の席の真ん中で聴いた。基本的には外側にいるファーストバイオリンとチェロの音が聞こえていて、でも必要な場所になるとセカンドヴァイオリンとヴィオラの音がすっと前に出てくる。そのバランスは魔法のようだった。あの時ファーストヴァイオリンのメルヒャーさんの腰は深く曲がっていて痛々しかった。
今こういう職人肌の団体はあるだろうか。

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