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2010年4月 8日 (木)

ムーティのリハーサル

ムーティは圧倒的な存在感だった。
カルミナ・ブラーナは思ったとおり素晴らしい。でも、初日のモーツァルトのリハーサルはさらに忘れがたいものだった。帰宅してもう一度楽器を手にした時、これまでと同じ感覚では弾けなくなっていた。

モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」は何度も演奏してきた。表面的なスタイルや楽器を弾く都合にばかりとらわれて、今まで「ハフナー」の何を弾いてきたのだろう。一見技巧的に見える曲の、楽譜に書いてある音符や指示をただがしゃがしゃ弾いてきただけかもしれない。もしかして弾けているつもり音にしているつもりという幻想だけで、実際には楽器を弾く都合ばかりがきこえる演奏だったかもしれない。

当たり前のことだけれど、モーツァルトの音楽に何を感じられるかが一番大切で(あきれるくらい多くのことを見落としていた)、今度はそれを実際の音に置き換える作業をしなくてはならない。弾いているつもりだけで実は耳が閉じていることが本当に多い。ムーティはそこのところのコントロールがすごい。

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