« 5月27日ヤマハホール | トップページ | 4本の青い弦 その2 »

2010年5月31日 (月)

自由な弾き方、ヤマハホールの音

ゲリンガスさんの弾き方はとても自由だった。心と体はたぶん表と裏の関係で、どちらかがかたくなるともう一方もかたくなる。こう弾かなくてはならない、という思いが体を締め、楽器と心も締めてしまうのかもしれない。

僕はどうしても細部をきちんと弾こうとする。でも少し離れて見た時、細かい仕上げはほとんど目に入らず、力強い一本の描写の方がずっと説得力を持つ、そういうことなのかもしれない。

ヤマハホールの音には経験したことのない要素があった。舞台の音は1階の客席より、2階席により直接届く。1階は響きがブレンドされるが、2階は弓の毛が弦にかむ音まで聞こえそうだった。
舞台の木は白木のままで、たたくとコツコツという音がした。よく選ばれた厚さのある材料だと思う。舞台と楽屋、客席とロビーの関係は少し遠かった。

« 5月27日ヤマハホール | トップページ | 4本の青い弦 その2 »

音楽」カテゴリの記事

  • (2017.08.21)
  • (2017.07.11)
  • (2017.06.17)
  • (2017.04.24)
  • (2017.03.21)