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2010年6月26日 (土)

ピアノ部門本選

仙台国際音楽コンクールピアノ部門の審査が終わった。
ほとんどの参加者がリハーサルと本番の間に明らかに成長していて素晴らしいと思った。様々な景色が見えた。

乱暴な言い方をすると、男の子の方がロマンティックな夢見がちな演奏で、女の子ははるかにリアリストだと思った。

リハーサルの時オーケストラが急ぐ、言った子がいた。指揮者は否定したが(僕はその子のテンポが不安定だと思った)、頑として主張をゆずらない。本当にゆるぎないものを持っていたら強い主張になったのだけれど。
それはともかくソリストとしてその強さは必要だと思う。ただ本番が始まったらリハーサルの時の安全運転はどこへやら、とても速かった。

優勝した彼のラフマニノフは好きだった。大きい音ではないし特に激しい演奏でもないから、そこがどう評価されるのかとは思っていた。でも、ラフマニノフはそういう音楽だよね、と思わせるものがあった。

演奏会とはまた違う集中と緊張をした後、仙台の街に出るとまだ明るくて、世の中はこんなに平和なのかと拍子抜けした。

201006231502001

そう、昨日は演奏の後螢を見に連れていってもらった。青年文化センターのすぐ裏手で螢が見える。真っ暗なところでほのかな光を見ると、使わなくなった感覚が呼び戻されるようだった。

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