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2010年6月23日 (水)

仙台国際音楽コンクール

仙台国際音楽コンクールの仕事が始まった。ヴァイオリン部門はすでに終わっていて、僕が弾くのはピアノ部門の本選。
このコンクールの特色は最終予選(セミファイナル)からオーケストラと協奏曲を弾くことだ。これから世に出ていく人たちにとってプロのオーケストラと弾く機会はそうそうあることではなく、もし入賞するとこの期間に3回(セミファイナル、ファイナル、ガラコンサート)共演できるから、きっと大きな糧になると思う。

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ファイナル1日目のリハーサルが終わっただけで、オーケストラ(仙台フィル)にとって決して楽な仕事ではないことがわかる。
ピアノ本選の課題曲は18曲の中から選ぶ。選考過程で絞られて、結局6人で5曲となった。
今日ブラームスの1番のリハーサルもあった。わかってはいたけれど耳にしみついたグールドのテンポよりずっと早く、まるで別の曲のようだった。

新日フィルに入った頃、家にあったチェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルの録音で勉強していくと、いつもそれよりずっと早いテンポで弾かなくてはならずあまり参考にならなかったことを思い出した。

仙台のコンクールは1日3人、一人あたり1時間のリハーサルが割り当てられ、あとはゲネプロと本選。日曜日には入賞者によるガラコンサートがある。

コンクールで入賞するためにはもちろん間違えずに上手に弾いた方がいい。でも音楽家としてキャリアを築いていくためにはもっと大切なことがある、それが今の僕には痛いほどわかる。相変わらず楽器はなかなか思うように操れないが、少なくとも頭ではよくわかる。
今日3人の若い参加者の演奏を聴いて感じた。

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