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2010年6月21日 (月)

バックハウスのブラームス

僕にとってその演奏と切り離せなくなった曲はいくつかある。バックハウスが弾くブラームスの2番のピアノ協奏曲はその一つだ。

ブラームスの音楽とは、という問いに見事に答えてくれる演奏だと思う。冒頭のホルンや第3楽章のチェロ・ソロの素晴らしさは言うまでもなく、ベームが指揮するウィーンフィルとピアノの音色が渾然一体となり、テンポ、音色、フレージング、音楽の動き、全てがもうそれしかない、と感じられる。
オーケストラの仕事をする者として、たとえ一聴衆としてでもいい、こういう音楽を生涯に一度は体験してみたいと願う。
高校2年生の頃、この曲を聴かずには一日も過ぎなかった時期があった。カザルスのホワイトハウスでのコンサートと並んでよく聴いたLPレコードだ。

僕が生まれる前の1967年の録音。演奏はもちろん、録音のエンジニアも素晴らしかったのだろう。録音の古さは感じられないし、むしろ音楽の大切なところはあますことなくとらえられているような気がする。

予選の結果今週仙台で弾く可能性はなくなった。

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