« 自由な弾き方、ヤマハホールの音 | トップページ | ターリヒ指揮のチェコフィルと »

2010年6月 1日 (火)

4本の青い弦 その2

楽器の調子は日によってけっこう違う。僕は楽器にテンションがあって音が立体的に出る時が好きだ。平ぺったくぺしょぺしょしてくると辛い。なぜ日替わりになるのかずっと不思議だった。

どうも僕の弾き方のせいらしい。ゲリンガスさんの弾き方を間近で見ていて、楽器を自由にしてやれば自然とテンションが出てくる、そんな気がした。
楽器のテンションがない時、弦のテンションを上げることは一つの方法ではある。でも多分それは解決にならなくて、再びテンションが落ちる可能性がある。
弦のテンションは下げて楽器のテンションを上げられたらとてもいいのではないか、と思って弦を変えてみた。赤い弦を4本(ヤーガーのフォルテとスピロコア)という組み合わせは好きだけれど、上をヤーガーのミディアム、下を最近日本に入ってきたワーシャルという弦にしてみた。

001_2

ワーシャルはオイドクサをずっと使いやすくした感じで、ドスの効いた低音は期待しにくいが、響きが多くて上の弦の高音がとても伸びやかになる。
早く広い場所で弾いてみたい。

« 自由な弾き方、ヤマハホールの音 | トップページ | ターリヒ指揮のチェコフィルと »

楽器のこと」カテゴリの記事