「売られた花嫁」など
今日からスメタナのオペラ「売られた花嫁」の歌手とのリハーサルが始まった。オーケストラだけで音を出しているときはあまり興味深いとは思えなかったのだけれど、歌(8人のソリストと合唱団)が加わるとぐっとおもしろくなった。
ずいぶん前、チェコの少年合唱団とした仕事のことを思い出した。歌っているときの彼らは生き生きと輝いて、心の底から歌っていた。
今回のソリストにこのオペラはすっかり体に入っているように見える。あの国の人たちにとって音楽はもっと切実なもののようだ。
サントリーホールの舞台で、我々オーケストラを囲むように歌手と4人のダンサーが動く演出も楽しい。
明日は通し稽古、本番は18、19日。
「売られた花嫁」とはまったく関係のない話。
僕が知ったくらいだから世間ではきっとよく知られていることだと思う。少し前、テレビ番組で放映された「日本語に聞こえるサッカー中継」がYou Tubeでも見られると教えてもらった。放映されたものよりこちらの方が長いそう(4分くらい)。お時間のある方はどうぞ(『バーレーンの実況が日本語にしか聞こえない件』)。「むっちゃ風邪ひいてん!」などと言っています。
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