忘却力
R.シュトラウスのオペラ「サロメ」は新日フィルにいた時に弾いたのに、難しくて大変だったこと以外、何も覚えていない。一つのフレーズすら思い出せない。
昨日CDを聴いたら本当に知らない曲のようで、あまりの忘れ具合に感心してしまった。でも大切なモチーフは二つ覚えた。一つは同じシュトラウスのメタモルフォーゼンに出てくるものと同じ四分音符3つの動機(運命の動機に由来するような気がする)。
弦楽器の弾く黒く細かい音符の羅列は、残念ながら客席にはほとんど聞こえないだろう。作曲者自身こうした音符がきちんと弾かれているのを聞いた時驚いた、という逸話がある。彼は半ば効果音として書いたのだろうか。でも弾かない訳にはいかないし、弾くのはかなり大変。僕のおつむはかつて弾いたこの大変な音符をすっかり忘れ、今や再び苦労して譜読みしなくてはならぬ。
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