座り稽古
小澤さんの指揮で始まらないサイトウキネンは不思議な感じだが、代わりにサロメを振るオメール・メイア・ヴェルバーは28歳、たいしたものだ。しかも下野さんが副指揮として控えている。ヴェルバーが歌とオーケストラのバランスを聴きに客席に行くときは、下野さんが振る、という豪華さ。
サロメの稽古は今日からピットに入り、歌手も加わって、演技のない座り稽古。歌が入ると、テンポも落ち着き、がぜんやりやすくなった。
我々も易しい仕事ではないが、あの早いテンポで音程のとりにくい音符に早口言葉のような歌詞を乗せて、しかも分厚いオーケストラを突き抜けていく声量で歌うのは大変なことだと思う。早速すばらしい声が聞けた。
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