通し稽古
松本でのサロメは、作曲者自身による縮小編成版。それでも決して小さくはない編成なので、オーケストラピットの中はぎちぎちに狭いだろうと思っていた。
実際は、いつも使わないステージ直下の部分(掘り込み、というそう)までピットを広げたり、弦楽器は対向配置でチェロが下手側に縦に並び、弓が隣にぶつかることはほとんどないし、指揮者の指先まで見えるし、コントラバスの近くだし、大きな音の楽器はどれも遠くにあるし、こんな居心地のいいピットはあまりない。
時々字幕を見ると、それにしてもすごい話だと思う。まさに血のしたたるような、荒唐無稽とも言えなくないけれど。この戯曲を書いたワイルドも、精緻なオペラに仕立てたシュトラウスも、大変な才能だったと思う。
今日から通し稽古。
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