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2010年8月 2日 (月)

「欲望のエデュケーション」

雑誌「図書」の連載、グラフィックデザインの原研哉さんによる「欲望のエデュケーション」がいつも興味深い。7月号は「持たないという豊かさ」というタイトルだった。一部引用させて頂きます;

「ものにはそのひとつひとつに生産の過程があり、マーケティングのプロセスがある。石油や鉄鉱石のような資源の採掘に始まる遠大なものづくりの端緒に遡って、ものは計画され、修正され、実施されて世にかたちをなしてくる。さらに広告やプロモーションが流通の後押しを受けて、それらは人々の暮らしのそれぞれの場所にたどり着く。そこにどれほどのエネルギーが消費されることだろう。その大半が、なくてもいいような、雑駁とした物品であるとしたらどうだろうか。資源も、創造も、輸送も、電波も、チラシも、コマーシャルも、それらの大半が、暮らしに濁りを与えるだけの結果しかもたらしていないとするならば、これほど虚しいことはない。」

そうなのだな。ものがたくさん売れれば景気は良くなるかもしれないけれど、少なくとも今の日本はものであふれかえっている。

一昨日つくったパガニーニの伴奏譜を今日音を出してみたら、苦労して書いたクラリネットの読み換え部分は今ひとつはまらない感じだった。あの楽器の空気感のある音色だから和声の補強ができるようだ。チェロで弾くとなんだか変。
ヴァイオリンの成田君は素晴らしい。この世代には郷古君、聞いたことはないけれど三浦君、皆10代後半で立派な演奏家のようだ。あの頃このくらい弾けたらきっと世界は違って見えるだろう。

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