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2010年10月17日 (日)

マカロニ、オオカミ

僕の弾け具合に関して、まったくひどいありさまだったドン・ファンは、それでも毎日さらって少しずつ弾けるようになってきた。やはり練習は大切だった。ドン・ファンもティル・オイレンシュピーゲルも大編成大音量の曲だから、チェロの1人が多少よくなったといって大勢に影響はないけれど、R.シュトラウスのオーケストラ曲をさらうのは楽しい。このところ写真にかまけてゆですぎたマカロニのようになっていた楽器を弾く指は、今回の仕事で少しぴりっとしてきた。

チェロは(たぶんコントラバスも)楽器が共振してしまう音がある。2番線や3番線のミとかファのあたりだ。楽器の構造的な問題らしく、また個体差も大きい。この共振を止めるためにウルフキラーという金属やゴムでできた部品を付ける。これでウルフ(共振)はおさまったり別の音に移動したりしても、楽器の響きが減るのでずっと敬遠してきた。でもミの音にひどく出るようになってしまい、ついに。なんだかあまりしっくりこないのだけれど、しばらくこれで弾いてみよう。

1018cello

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