40分の20
昨日の新幹線で帰京。今度の春で東京に出てから20年たったことになる。僕は40歳になり、残念ながら人間としても演奏家としてもとうてい年相応とは言えないが、それはともかく東京の街にはすっかり馴染んだ。
明日の都響の仕事にはバルトークの2番のヴァイオリン協奏曲がある。まだ新日フィルにも入る前、都響のエキストラとしてこの曲を弾いたことを思い出す。ベルティーニの指揮で、ソリストは急遽変更になったイザベル・ファウスト(この時も素晴らしかった)だった。あの時僕は曲の中で現在地をしょっちゅう見失いあたふたしていた。
今回はスコアも入手して(どうしてブージー&ホークスの楽譜はあの値段なのだろう・・・)、ちょっと勉強した。前は何も感じなかったけれど、今はとてもおもしろい。深い森の中にいるようだ。
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