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2011年2月20日 (日)

金曜と土曜の夜

金曜日の夜、ケラスとタローの演奏会と、ロシアの若いチェリストの演奏会の模様が続けて放映されて興味深く聴いた。
ケラスの演奏会はシューマンの民謡風の5つの小品で始まり(この曲で演奏会を始めるのはとてもいいと思う。3曲目の問題の場所の指使い、ケラスはけっこう縦に動いていた)、メンデルスゾーンの後、ウェーベルンの小品とブリテンのソナタを続けて弾いた。なるほどウェーベルンの後にすぐブリテンを弾くのはいい流れだ。そういえば以前、ブルネロが確かアンコールでバッハの2番のサラバンドとソリマのアローンを続けて弾いたことがあったっけ。

ロシアの若いチェリストは、何しろよく弾ける人だった。ペッツォ・カプリチョーソをあれだけ速く明確に弾けるのは大変なことだと思う。きっととても大きい音で、いつもテンションが高く細かいヴィブラートがかかり、チェロという楽器をいかに上手くあやつるかということに彼のエネルギーが注がれているように見えた。僕はなんだか聴き疲れして番組を見るのを止めてしまった。

ケラスの演奏は自由だったなぁ。

土曜日の夜は戦場カメラマンの高橋邦典さん、宮嶋茂樹さん、渡部陽一さんの濃密な鼎談が放映された。言葉の端々まで実際の経験に裏打ちされていた。機材(カメラから防弾チョッキまで)の話から、現地でのガイドの探し方、危険な状況についてなど。こんな話をするときの渡部さんの表情はバラエティー番組で見るのとはちょっと違う。
体を張って仕事をしてきた人たちの言葉だった。

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