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2011年7月 7日 (木)

木、アスパラガス

昨日重野さんに、楽器の横板はどちらに反りやすいか、とか、木目がどのようになっている時にその材はどのような性質を持つか、などいろいろ教えていただいた。

その話を聞いて、宮大工の小川三夫さんがテレビ番組の中で東大寺の転害門(てがいもん)を訪れ、柱に使われている材木は生えていた時と同じ方角に立てられている、と言っていたことを思い出した。

雑誌「考える人」2010年夏号に、北海道「杉本農産」のアスパラガスが取り上げられていて、その中に
『収穫直後から箱詰め、輸送中にいたるまで絶対に横置きしない。終始、畑に生えているときと同じ縦置き。アスパラガスを横に置いてしまうと、穂先が縦に伸びようとして曲がり、余分なエネルギーを浪費して味を損ねるためだ。』
とある。確かに、「杉本農産」ではないが先日北海道から送っていただいた箱詰めのアスパラガスには、縦置きするように書いてあった。
でも東京のスーパーでは横に置いてあるような気がする。

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