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2011年7月14日 (木)

「Think the breathing」

フランス・ブリュッヘンが初めて新日フィルに来てシューマンやシューベルトを指揮した時、新日フィルってこんな音がするんだ、と驚いた。今日アラン・ギルバートが初めて都響を振って、その時のことを思い出した。都響には大きな可能性がある。

僕が新日フィルに入って最初の仕事はアラン・ギルバートの指揮で新世界だった。その演奏も素晴らしかったのだけれど当時は、僕は全て振っているから(指揮で示しているから)僕の指揮を見て、というスタンスだったと思う。
それから何年もたった今日のリハーサルは、もっと伸びやかで自発的なものだった。指揮者が考えてきたことをオーケストラに命ずるのではなく、指揮者とオーケストラの間で今生まれたものの中を生きる、そんな感じだった。
この1年いろいろな指揮者いろいろなオーケストラでブラームスの1番を弾き、その度に腑に落ちない箇所がいくつかあった。でも今日すっきりした。やっぱりこうだ、と思うことがたくさんあった。同時に、なるほどそうなのか、ということもたくさんあった。
「Think the breathing」(呼吸を考えて)とか「Flexible」(柔軟に)とか、こういう言葉が象徴的。楽しかったなぁ。

夜は日経ホールでイッセー尾形の1人芝居「私の大手町」を観た。今年も1時間40分素晴らしい集中だった。より熟成された感じはするけれど、僕は去年のネタの方が好きだった。

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