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2011年8月22日 (月)

国際線の移動

昨晩放送されたJ-WAVEの「Growing Reed」のゲストは棒高跳び日本記録保持者の澤野大地さん。どのようにトレーニングをするか、日本記録の時はどんな状態だったか、試合ではどのようなタイミングで助走を開始するのか、どのように周りが見えているのか、などとてもおもしろかった。
ヨーロッパに遠征する時、体を動かすために移動の飛行機ではあまり座らず通路を歩きまわっているそうだ。なるほど。

演奏は、一センチあるいは百分の一秒を争う陸上競技ほどコンディションに関してシビアではないと思うけれど、それでも国際線を降りた後はどうも楽器を弾く体が思い通りではない。

国際線の長時間の移動が最近少しおっくうになってきた。20代の頃はまったく気にしなかったのに。
チェロを機内に持ち込むのは面倒な手続きがいる。それでも自分の片側が通路で反対側にチェロ(もちろん一人分払っている)という状況は楽だったのだ。オーケストラの移動では楽器は別便で送るので、時として両側に人がいる、これもおっくうの原因らしい。

離陸して飛行機が安定するとすぐエコノミークラスとビジネスクラスの境にカーテンがさっと引かれ、その度になんだか屈辱的な気分がする。あちら側ではプラスチックではない食器のかちゃかちゃいう音がする一方、こちらは狭い座席の中、毛布や枕やヘッドホンのコードやシートベルトでくちゃくちゃになっている。

この夏ヨーロッパに出かけたチェリストと飛行機の話をしていたら、彼女の帰りの便はなんと航空会社側の問題からビジネスクラスになったそうだ。そういう時はもしかして「お客様、大変申し訳ございませんが、ビジネスクラスに変更していただけませんでしょうか?」などとお願いされるのだろうか。僕は残念ながら一度もそういうお願いをされたことがない。
実際あのカーテンの向こうでは(「鉄のカーテン」と呼びたい)まずシャンパンがサービスされたそうだ。しかも平らになるシート、実にうらやましい。

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