同時に4つと3つ
今日の都響はサントリーホールで「作曲家の個展2011『三輪眞弘』」。下の画像はチェロの森山君。
現代曲の演奏会はいつも打楽器が活躍する。初演の「永遠の光・・」では打楽器の西川さんが同時に左手で4つ右手で3つのリズムを刻むところがいくつもあった。
早速真似してももちろんできず、教えていただいた。左右の手で違うリズムをいきなりとるのは難しいから、まず足で16分音符(4つ)をとりながら「ご・は・ん・ご・は・ん・・・・」と唱えて右手で3連符(3つ)をとることから始めたら、など。右で4つ左で3つ、と切り替えることはできるのですか?と尋ねたりもした。
フィンランドの作曲家マグヌス・リンドベルイの室内オーケストラの曲で、確か同時に9連符・10連符・11連符が鳴る箇所があった。そんなことできるのだろうか、と思ったけれど、実際の音を聞くと軽いトランス状態になるようだったことを思い出した。
本番の舞台ではいろいろなことが起こる、オーケストラが重くなったり前のめりになったり離れかけたり。自分の両側で同時に鳴る4つと3つのリズムをコントロールしながら、全体の揺れ動くテンポや、管弦打楽器のアンサンブルのずれに対応する、なんて頭がおかしくなりそうだ。
常に変化する状況にいつも絶妙な塩梅でくる西川さんの音とリズムに、さすがと思った。
野平さんの指揮も素敵だった。とても楽しそうだった。
僕にとっての大問題は、その「永遠の光・・」で弦楽器が始まるまでの五百数十小節をどう過ごすか、ということだった。四分音符=120というテンポ指示だからその通りに進んだとして、1小節が2秒、五百小節は1千秒つまり17分弱。
昔からじっとしていることが本当に苦手だ。なお悪いことに今日はチェロが外側で、体の左半分はお客さんの視線にさらされている。舞台上でそわそわしないように、向かいの客席数を数えたり、奏法を細かく指示する英語の文面を解読したり、こっそり左手の指で4つ・右手の指で3つのリズムをとろうと苦闘したりして、どうにか過ごした。
明日は待望の休み。海に行こう。
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