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2011年10月31日 (月)

ハープとチェロ

都響のリハーサルの後少しさらってからJTアートホールへ。今晩はハープの吉野直子さんとチェロのクレメンス・ハーゲンの演奏会。ハープとチェロの演奏会を聴くのはもちろん初めて。どんなだろう、と楽しみにしていた。

よかったなぁ。プログラムすべての曲がおもしろかった。よく客席で眠くなる僕は(舞台の上にいる演奏会と客席で聴く演奏会は天と地ほど違う・・・)今日も眠くなったらどうしよう、と思っていたのだけれど、杞憂だった。
ドビュッシーのチェロ・ソナタをなんとハープとチェロで弾くことから始まり(ハープであのピアノパートを弾くことはきっと大変なはず。吉野さんの素晴らしい音を久しぶりにたくさん聴けた)、2曲目はチェロのソロでヘンツェのセレナード。先日チェロ・ソロの楽譜を探した時にはまったく気づかなかったこのセレナード、短い曲が9つ集まってとても興味深い。是非探してみよう。今日唯一の、ハープとチェロのためのイ・サンユンの作品も興味深く、後半、徳山美奈子さんのハープソロの曲もよかった。プログラム最後はアルペジョーネ・ソナタ。

惹きこまれっぱなしだったクレメンス・ハーゲンの演奏、アルペジョーネの時のフレーズの作り方と弓使いが見事に一致していて、聴きながら、うーんなるほど、と何度もおもった。もちろん帰宅してから楽譜を開いた。
素晴らしかった。いつも音楽が先にあった。アルペジョーネは憧れる曲だけれど、実際いい演奏に触れることはなかなかないと思う。どうしても技術が前面に出てシューベルトの音楽が遠くなってしまう。

それにしても見事な弓使いだった。いっぱいアイデアをもらった。いつも音楽があって、音楽のために卓越した技術があった。
ドビュッシーもシューベルトも、アンコールの白鳥も驚くほど長い弓で、それはハープとだから可能なのか、それともピアノとでもできるのか、聞いてみたかった。

最近絵ばかり見に行っていたけれど、たまには演奏会に出かけよう。

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