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2011年11月15日 (火)

もしかして対抗配置で

昨日聴いた演奏会のことを思い返している。
不勉強なのだけれど、もしかしてマーラーは5番の交響曲を書いた時、対抗配置の弦楽器が頭にあったのでは、と思った。サントリーホールで聴いていて、近い位置にいるヴィオラとフルート、クラリネットの音のつながりがとても良かったこと、弦楽器が同じテーマを弾く時に並び順、つまりファーストヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、セカンドという順番で出てくるところがあったこと、など。演奏会に行くといろいろな発見がある。
第4楽章の旋律、プルトの表裏で弓順を逆にしている時があった。弓の上げ下げによる音質や音量の差をなくすためだと思う。ただ実際にやってみるときっと場所もとるし、弾きにくいと思うけれど。

ヨー・ヨー・マの演奏する姿を見て、トーンハレのオーケストラのチェロセクションの後ろ姿を見て、上手な体の使い方がきっとある、と思った。本人は同じようにやっているつもりでも、ほんの少しのことで結果が大きく違ってくることがきっとある。ハンマー投げの室伏さん、古武術の甲野さんをテレビで見たこともあって、このことをずっと考えている。

日経新聞夕刊の「人間発見」、今週は作家の伊集院静さん。昨日こんな言葉があった。
『悲しみを和らげてくれるのは時間しかない。悲しみはじわじわと続く。でも悲しみがあるから、人は酔ったり、歌ったりしたとき、心から笑うことができる。生きるということは悲しみそのもの。でも悲しみを経験すると、人間には本当のやさしさが身に付く。そして悲しみにも終わりがやってくる。小説は人の人生を変えることはできない。でも読者の悲しみに寄り添うことはできる。そんな作品を一つでも多く書いていきたいと思っています。』

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