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2011年12月 1日 (木)

ウィーンフィル、駒、五輪書

今晩のNHK-FMはウィーンフィルの来日公演。途切れ途切れに聴いていたのだけれど、アンコールの雷鳴電光ポルカの打楽器が、FMで聴いていても地響きがするようだった。実際に聴いたら相当の迫力だっただろうと思う。

夏に立てた低い駒が、空気が乾燥してきたこの頃、やはり指板が上がって弦高が不足気味になってしまった。元の駒に戻すか新しい駒を立ててもらうか思案中。新しい駒が馴染むのには随分時間がかかったので、今度もし新しく作る場合にはうまく時期を考えなくてはならない。

古武術の甲野さんが宮本武蔵に言及して、それがとてもとても興味深かったので、五輪書を少しずつ読んでいる。命がけの経験に裏打ちされた言葉は重い。今日読んだ「水之巻」から

『兵法の道におゐて、心の持ちやうは、常の心に替る事なかれ。常にも、兵法の時にも、少しもかはらずして、心を広く直にして、きつくひつぱらず、少しもたるまず、心のかたよらぬやうに、心をまん中におきて、心を静かにゆるがせて、其ゆるぎのせつなも、ゆるぎやまぬやうに、能々吟味すべし。静かなる時も心は静かならず、何とはやき時も心は少しもはやからず、心は躰につれず、心に用心して、身には用心をせず、心のたらぬ事なくして、心を少しもあまらせず、うえの心はよはくとも、そこの心をつよく、心を人に見わけられざるやうにして、少身なるものは心に大きなる事を残らずしり、大身なるものは心にちいさき事を能くしりて、大身も小身も、心を直にして、我身のひいきをせざるやうに心をもつ事肝要也。心の内ににごらず、広くして、ひろき所へ智恵を置くべき也。智恵も心もひたとみがく事専也。智恵をとぎ、天下の利非をわきまへ、物毎の善悪をしり、よろづの芸能、其道其道をわたり、世間の人にすこしもだまされざるやうにして後、兵法の智恵となる心也。兵法の智恵におゐて、とりわきちがふ事有るもの也。戦の場万事せはしき時なりとも、兵法の道理をきわめ、うごきなき心、能々吟味すべし。』

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