« 「キツツキと雨」 | トップページ | 「やがてわたしがいる場所にも草が生い茂る」 »

2012年2月28日 (火)

本の場所

弦によって駒との距離が異なるテールピースは、コントラバスでは見たことがあった。弦が太くなるほど駒との距離が増えるよう斜めの形をしている。低弦の方が張力が大きくなるのだろうか。
そのヴィオラ版をHさんが使っていて調子よさそうだった。チェロにもあるよ、と教えていただいた。うーむ。

もう一つ興味深いのは見附さんが作っているエンドピンを留める部品(インナーコレットホルダー、と言うそうだ)http://www.vcyoyo-mitsuke.jp/shopdetail/017000000003/order/
音に関しては重心が下がって明らかにいいのだけれど、楽器の仕舞寸法が長くなることや重さが気になる。

演奏は腕と心の問題と思いたいが、時々現実逃避したっていいい。

打ちのめされることになりそうだけれど、今読みたい本はワシーリー・グロースマン著「人生と運命」http://www.msz.co.jp/book/detail/07656.html
大きく重くしかも3分冊のこの本は、僕の小さな本棚のどこにも入りそうになく、いったいどうしたらよいのだろう。図書館に通おうか。

新しい本の場所がないので、本棚にある本をもう一度ひっぱり出すようにしている。
今はポール・オースターの「ムーン・パレス」。奥付を見ると平成10年刷で、20代後半の僕が確かに読んでいるはずなのにほとんど印象がない。とてもおもしろい。柴田元幸さんの訳文も素晴らしく、主人公の心が自分の中に入ってきてしまうようだ。年をとると残念なことが多い、でもこのおもしろさがわかるならそう悪いことでもない、と思う。

読むべき本がある時はその本をどこへ行くにも持ち歩きたくなるし、その本に守られているような気がする。

« 「キツツキと雨」 | トップページ | 「やがてわたしがいる場所にも草が生い茂る」 »

音楽」カテゴリの記事

  • (2017.10.19)
  • (2017.10.04)
  • (2017.08.21)
  • (2017.08.25)
  • (2017.07.11)