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2012年2月 8日 (水)

ひと安心

昨晩、都響チェロアンサンブルの練習の録音を聴いた後、同じブランデンブルクの6番を4年前のJTチェロアンサンブルで弾いた録音をひっぱり出してきて聴きなおしたら、すっかり目が冴えてしまった。反省反省。

朝少しさらい、考え込んでも仕方ないので出かけた。銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開かれているエリオット・アーウィットの写真展へ。http://www.chanel-ginza.com/nexushall/2012/erwitt/index.html

ちらしにはこんなアーウィットの言葉があった。
『「パリ変わらぬパリ、世界で一番美しい街」という歌があります。少し尊大な感じがするかもしれませんが、実際パリは本当にそうなのです。美しさはたいてい表面にありますが、そこに本質が宿ると強力な磁石になります。それこそが私が撮ろうとしているパリなのです・・・。』
写真はもちろん良かったし、「犬に吠える」というアーウィットを撮った短い映像もおもしろかった。初めて見た彼の映像はなかなか抜け目ない感じだった。
写真展のちらしもお洒落。僕のリサイタルのちらしもこんな感じにしたら、それなら真ん中に載せる写真を撮りにパリに行こうか!

その後、新宿コニカミノルタプラザでジム・ブランデンバーグ写真展。隣では宇宙から見たオーロラの映像や宇宙服も展示されていて興味深かった。

夕方は重野さんのところへ。
僕のチェロはこのところ別にどこか悪い訳ではなく、ただなんとなく音がf字孔のあたりにいじけて張り付いているような気がしていた。見ていただくと、魂柱がわりときつい場所に立っていたそうだ。先日のテラ・ダンツァで楽器をばしばし叩いたせいだろうか。
魂柱を少し手前に立てなおしたら、音はよみがえった。楽器の負担は減ったはずなのに音も手元の感覚も強くなった、不思議。

とにかくチェロを弾く僕がいじけていた訳ではないことがわかって安心した。夜はプールにも行き、今晩はぐっすり眠ろう。

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