良い驚きではなく
昨日の演奏会、テラ・ダンツァの途中でチェロを打楽器のように扱う部分があり、皆遠慮なく楽器を叩き、その度合いが激しかったので、楽器の調子が狂うかも、と冗談を言っていた。
そのせいか、あるいは様々なチェロの音を聴いたせいかはわからないけれど、本番前に舞台袖でさらっていると、僕のチェロはこんな音がしていたのかと驚いた。決して良い驚きではない。楽器の調子が変わったのか、耳が変わって初めて自分の音が聴けるようになったのか、弾き方が変わったのか、演奏が始まるとうろたえている暇はなかった。
本番が無事終わり、今日は意気揚々と買ったばかりのカメラを持って出かけたら。
気がかりだったカメラの挙動不審は本物で、フィルム交換をしようとしたら巻きあげができなくなった。しょんぼり。他にも動くはずのところが動かなかったり、とまるで僕には見る目がないことがわかった。
買った店に返品、せっかく楽しいカメラが手に入ったと思ったのに。もう一度探してみようか。
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