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2012年3月27日 (火)

断片が少しずつ

今日から「大地の歌」の稽古に歌が入った。(メゾソプラノ:イリス・フェルミリオン、テノール:ロバート・ギャンビル)
お二人とも素晴らしく、いつものことながらやっぱり歌だなぁと思う。器楽奏者とは職種が違う感じがする。
まるで初めて弾く曲のような「大地の歌」はだんだんいい曲に思えてきた。チェロには時々とても美しい旋律が来る。ヴァイオリンは音が高く細かく難しそうだ。

理由もなくベルリオーズの幻想交響曲の華やかなフレーズが頭の中で鳴ることがある。CDの棚には幻想と並んでオペラ「ファウストの傲罰」があり、久しぶりに出して聴いている。
松本で弾いたのはもうずいぶん前のことだ。もちろん小澤さんはとてもお元気だったし、舞台では大変なアクロバットが繰り広げられていて、時々オーケストラピットから振りかえると、兵隊が壁を垂直に歩いていたり、スパイダーマンのような人たちが壁をびよんびよん伝っていたりして、驚くべきものだった。また、松本城に野外特設ステージを組んだ公演もあった。その時の歌はカバーキャストが出るという粋なはからいだった。
久しぶりに「ファウストの傲罰」を聴くと、記憶の層にしまわれていた断片が少しずつ浮かび上がって来る。

アサヒカメラ誌の4月号にはロベール・ドアノーとエリオット・アーウィットの写真も掲載されていた。
ドアノーの「広告塔モリスの掲示、1959年」、その広告塔に演奏会のポスターも貼られていて(字ばかり)、クララ・ハスキル、パウル・クレツキ、サンソン・フランソワ、ジャン・ピエール・パイヤールなどの名前が見える。LPレコードやCDでしか知らない往年の名演奏家たちは、当時一線で活躍していたのだなぁ。
ドアノー(http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-1545.html)、アーウィット(http://www.magnumphotos.co.jp/)、それからマグナムのカメラマンたちのコンタクトシートが見られる写真展(http://www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/event/magnum65.html)が本当に楽しみ。

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