ごろごろ何もしない
昨日の演奏会のソリストは辻井伸行君。
彼はピアノの右手のパート、左手のパートそれぞれを別々に誰かが弾いたものを聴いて覚え、しかもその覚え方はとても早いそうだ。
ヴァイオリンに点字の楽譜があることは知っていたけれど、実際もしピアノで点字の楽譜をつくったら膨大な分量になってしまう気がする。あるのだろうか。左右ばらばらに覚えたものを視覚的な楽譜なしに同時に音にしていく作業というのはちょっと想像がつかない。例えば左手が四分音符で右手が十六分音符ならともかく、昨日のショパンのように細かい音符を当てはめていくのは大変なことだと思う。
ショスタコーヴィチの10番は、先月弾いた4番に比べるとはるかにショスタコーヴィチの「定型」にはまっていて(いつものモチーフがたくさん出てくる)、精神的にはずいぶん楽だった。
結局昨日もぐぎぐぎ弾いて、今日は再びエルガーの合わせ。先月今月と少々タフだったかもしれない。
今日帰宅してからの時間はぐうたら感謝ということにして、ごろごろ何もしないと決めた。
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