なぜ何のために
昨日の演奏会、多くの方にお越しいただき本当にありがとうございました。
虎の門交響楽団の人たちと遅くまで飲んで深夜に帰宅した。どちらかと言うと普段演奏会の後はぐっすり眠れるのだけれど、明け方空が白んできてもなかなか寝付けなかった。
今回心がけたことが一つあって、それはできるだけ自然体でいようということだった。
残念ながらもう協奏曲を毎日6時間も8時間もさらえる年ではない。実際今までそうしてきたのだけれど、本番当日体は疲れ切っているし心は一突きで爆発しそうな腫れものになっているし、それはあまり良い状態ではないような気がしていた。ただ、そうは言っても本番数日前にのんびりしているのはちょっと不安だった。
本番の舞台にはとてもいい流れがあったと思う。楽しかったなぁ、この感じを忘れないようにしよう。
エルガーを弾き終わって、虎響の人たちが演奏するブラームスの2番やニムロッドを聴きながら、音楽は本当に素晴らしいと思った。皆さんのひたむきな姿勢に心打たれ、なぜ何のために音楽をするのか教えられるようだった。
誰かから与えられたかのような時間だった。深く感謝します。
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